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湯川 彰浩 デルタプラス代表取締役
ゆかわ・あきひろ●同志社大学文学部卒。教育系出版社を経て、東京大学大学院など難関校に毎年合格者を出す「大学院英語 入試対策講座」設立。著書に『1万人の答案から学ぶ日本人の英語リーディング29のルール』(中経出版)。 (撮影:梅谷秀司)
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多くの受験生や社会人が英文読解や英作文の学習で挫折しやすいのは五つのポイントだ。すなわち1. 文型、2. 時制と動詞、3. 句と節、4. 接続詞や不定詞が含まれる長い文、そして英語らしい表現としての5.無生物主語だ。ほかにも仮定法など日本語との違いを挙げればきりがないが、TOEICで点を取りたいとか、ビジネスで英語を活用したいという人は、最低限この五つを押さえるべきだ。
まず1. 文型。英語は主語(S)と動詞(V)があるから成立する。命令文などの例外を除いて、英文には主語と動詞が必ず含まれている。英語の文章を見て最初にすべきは、主語と動詞を見つけることだ。
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一見すると長くて複雑な文章でも、文型で考えるとSVC(第2文型)とかSVO(第3文型)など単純な文型であることが多い。英語が五つの文型に分かれることは中学か高校で習っているはず。どんなに長く複雑になっても、主語と動詞、あるいは目的語を見つければ、実は単純な文型とわかる。
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