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字幕と音声を教材に変える 洋画・海外ドラマ活用術

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「TOEICのリスニングは満点でも、実際の会話で英語が聞き取れない人は珍しくない」 そう語る英語学習コーチの谷口恵子(タニケイ)さんが推奨するのは、洋画や海外ドラマを使った学習法。「日本でネイティブに接する機会は限られるが、ドラマや洋画なら気軽に触れられる」(タニケイさん)。ネイティブの話すスピードやスラングなどを、楽しみながら学習できる。

中でも動画配信サービス「ネットフリックス」や「Hulu」には、英語字幕に対応した作品が複数ラインナップされている。Huluの場合、英語字幕作品の検索機能がついているため見つけやすい。2015年12月時点で、海外ドラマ24作品が対象となっている。

「Hulu」は英語と日本語両方の字幕に対応した作品を複数そろえる。(SHERLOCK/シャーロック Colin Hutton©Hartswood Films 2010)

シャドーイングでリスニング力を鍛える

ただし、漫然と見るだけでは英語力が身に付かない。英語字幕で見て意味がわからない箇所は巻き戻し、もう一度聴いてわからなければ日本語字幕で確認する。しかし「日本語で説明すると字数が増えるため、意訳されたり省略されたり、まるっきり意味が変わっている場合が多い」(タニケイさん)。

あらためて辞書で意味を調べ、気になるフレーズや単語はファイルに打ち込むと復習しやすい。これら一連の作業をスムーズに進めるには、PCを使ったほうがいいだろう。タニケイさんが提唱する勉強法は、音声を聴いてから一時停止して字幕を音読する(スピーキング)、音声と同時に字幕を音読する(オーバーラッピング)、字幕を見ないで音声を聴いてすぐ後を追いかける(シャドーイング)といった実践的な内容だ。

特にシャドーイングは、リスニング力の向上が期待できる。最初は易しい内容で30秒から開始し、1分や2分へ延ばしていけば、何分でも続けられるようになる。映画でなくても、TOEICのテキストや無料動画でも何でもいい。タニケイさんは「ニュースの音源をPC上で録音し、iPhoneアプリの『mimiCopy』に入れて使う」という学習法を取り入れている。mimiCopyとは音声アプリで、速度を変えても音程が変わらず、指定した範囲だけを繰り返し再生する機能がついている。最初は0.8倍速で聴き始め、徐々に1倍へ戻していくと、シャドーイングがやりやすくなる。

動画配信サービス以外に使いやすい教材が、海外版のジブリ映画だ。『千と千尋の神隠し』『魔女の宅急便』などは海外でも人気がある。米国や英国のアマゾンでDVDを購入し、対応プレーヤーで再生する必要がある。費用はかかるが内容がわかりやすく、日本語と英語の表現を比較する楽しさがある。スピーキングやシャドーイングに使ってもいいが、「何かしながら何度も流していると、知らないフレーズになじみが出て覚えている」(タニケイさん)。

好きな洋画や海外ドラマを教材に取り入れると、飽きずに学習を続けられるかもしれない。

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