実際に使われている英語を素材に、コミュニケーション能力を測定するのがTOEICテストの目的だ。テストを開発している米国のETS(Educa-tional Testing Service)では、応用言語学などの専門家約2300人が日々研究を行い、働く場で必要とされる英語能力の変化に合わせて問題を改善している。
1979年にTOEICがスタートして以降、2時間で200問を解くという大きな骨組みは変わっていない。だが、問題の内容はよりAuthentic、すなわち「実際的でリアルなもの」に変化してきている。
最初の大きな変更は2006年の「リデザイン」。問題の作り方そのものを見直したり、長文の問題を導入したりした。
今年5月からの変更は「アップデート」と呼ばれる出題形式の変更で、06年ほど大きな変化ではない。
要点は2つ。1つは、チャットやテキストメールなど、この10年で広く使われるようになった情報伝達手段をリーディング問題に反映させたこと。以前からあったeメールを読む問題でも、従来は一対一のやり取りがほとんどだったが、一対多、多対多でやり取りするものも取り入れた。
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