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ペラペラ話せなくても雑談力があればOK 会話上手になるには

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イラスト:平戸三平

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TOEICで900点を取れたら、英語がペラペラに話せるようになる。そう信じて勉強に励むビジネスパーソンは少なくないだろう。しかし英・仏語講師の井上大輔氏は、「ネイティブ同士の会話で使われる英語はTOEICと全然違う。700点を超えたら、会話の練習を取り入れてもいい」とアドバイスする。井上氏自身、TOEIC900点台で米国に留学した際、「授業の英語は聞き取れたが、学生同士の会話に最初は入れなかった」という経験を持つ。

ネイティブと会話したいなら、留学しなくても国内の英会話カフェや交流イベントなどで出会える。しかし実際に話しかけて、すぐに意気投合し盛り上がるとは限らない。「米国人は意外と気を使うが、それに気づかない日本人が多い。そこにコミュニケーション上の誤解が生じてしまう場合がある」(井上氏)。

たとえば相手の誘いを断るとき、日本人ならI'm busy. で済んでしまう。しかし米国人の場合、最初に前向きな姿勢を見せた後にBut I'm afraid I cannot finish my work. などと具体的に理由を述べたうえで断ったりする。こうした対人関係における対処法の違いは、学校の授業では習わない。

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