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準備と工夫で見違える 英語のプレゼンで困らない

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はこだ・かつよし●1972年生まれ。95年筑波大学国際関係学類卒業。英会話講師として、これまでに約1万人を教える。研修カリキュラム作成も行う。楽天社員の英語力研修を担当。(撮影:尾形文繁)

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日本語でも英語でも、プレゼンテーションの基本は変わらない。まずは簡潔に結論から伝えることが重要だ。

日本人が陥りがちなのは、起承転結で背景説明や概要から開始するパターン。しかし海外では、結論ありきで話しだすのが一般的だ。オープニングであいさつと自己紹介をしてから、「今日はこれについて話しましょう」とテーマを切り出し、自分が伝えたい結論を先に述べる。その後にグラフやデータ、実例を用いて説明し、最後にもう一度、「今日、私がお話ししたかったのは、こういうことです」と締めくくるサンドイッチ形式がいいだろう。

話にメリハリをつけるのも大切だ。ポイントが増えるとインパクトが薄れるので、伝えたいメッセージを絞って目立たせる。スライドの文字数も減らし、強調したい部分をシンプルに伝える。本当に大事な言葉なら、何度か繰り返していい。

日本人に足りないのは、「この話を聴くと、あなたにどんなメリットがあるのか」をアピールする姿勢だ。自分が言いたいことよりも、相手は何を聴きたいかを考えることが重要。情報を並べるだけではなく、相手の行動に結び付けるところにまで踏み込みたい。

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