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ヨドバシだけ好業績のなぜ 藤沢和則 副社長に聞く

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大阪梅田と東京秋葉原(写真)が旗艦店。いずれも1店で年商1000億円規模を誇る(撮影:尾形文繁)

特集「ヤマダ電機 落日の流通王」の他の記事を読む

ヤマダ電機をはじめとする家電量販大手が軒並み厳しい業績に直面する中で、抜群の安定度と収益力で注目を集めているのがヨドバシカメラだ。

[図表1]
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店舗数こそ21店と少ないが、売上高は業界4位(参照→「1分でわかる業界再編マップ」)。2015年3月期は経常利益511億円で、2年連続の業界首位。非上場ゆえに厳密な比較は難しいとはいえ、収益力を示す売上高経常利益率は7%台で、ヤマダ(2.1%)やビックカメラ(2.8%)、ケーズホールディングス(4%)など他のライバルより格段に高い。なぜヨドバシだけが好業績が維持できるのか。同社の藤沢和則副社長に聞いた。

──国内家電販売は縮小傾向で、各社苦戦を強いられています。

10年の地デジ特需であれだけテレビが売れたわけだから、その反動がしばらく続くのは当たり前。そう考えると、すごく環境が悪いとは思わない。家電業界は毎年、新しい商品が次々に出てくる。ほかの小売業界と比較すれば、まだ恵まれている。

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