高校生の英語力を測るテストといえば、実用英語技能検定(英検)がおなじみだ。これに加えて、2014年から大学受験生の間で話題のテストがある。その名は「TEAP」。英検を運営する公益財団法人日本英語検定協会と上智大学が共同開発した、新たな英語能力試験だ。
このTEAPの活用が、大学の一般入試で本格的に始まった。トップバッターはテスト開発の当事者、上智だ。今年の一般入試に初めて「TEAP利用型」が設けられた。受験する学部・学科が指定するTEAPの出願基準点を超えていれば、入試当日は英語の試験がなく、学科の指定科目を受ければよい。TEAPの満点は2技能(読む・聞く)で200点、4技能(読む・聞く・書く・話す)で400点。発表済みの来年度入試の基準点は、たとえば上智で最も高い英語力を求める外国語学部英語学科で4技能300点だ。
受験生には朗報だった。上智の入試の中で、英語は難関だったからだ。TEAPは年3回開催されるため、複数回受けて点数を上げられる。今年のTEAP利用型の志願者数は9106人となった。これを受け、上智の一般入試志願者数は計3万1740人となり過去最高を更新。自校が開発したテストが広く認知され、志願者も増加。願ったりかなったりだ。
立教、青山学院など採用校拡大
採用大学は広がる一方だ。MARCHでは立教大学が一般入試の「グローバル方式」で出願資格として16年度入試から活用する。青山学院大学でも文学部英米文学科や総合文化政策学部などの一般入試(一部の方式)で出願資格となる。「4技能テストが浸透すれば、中学や高校で実践的な英語を勉強するようになる」と指摘するのは駿台予備学校の石原賢一・進学情報センター長だ。TEAP対策として、中高の授業がライティングやスピーキング重視になることも考えられる。
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