有料会員限定

人気付属校の内実 どこから入るのが王道か

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
慶応義塾幼稚舎は東京・港区の閑静な住宅街にひっそりたたずむ(撮影:尾形文繁)

特集「早慶MARCH」の他の記事を読む

横浜市の北部、東急田園都市線の江田駅を出て閑静な住宅街を10分ほど歩くと、小高い丘に学校が現れる。真新しい校舎に、天然芝の校庭。慶応義塾が2013年4月に開校した小学校、横浜初等部だ。

慶応の小学校といえば超名門「幼稚舎」が有名だが、この横浜初等部は慶応が139年ぶりに設置した小学校だ。横浜初等部は初年度から合格倍率が12倍にもなり、幼稚舎を上回る人気ぶりとなった。今年度の入試でも合格倍率は主要付属・系属小学校でトップだ。

「第2の幼稚舎ではなく、特色のある学校にしなければならない」と慶応義塾幹部が語るように、幼稚舎と横浜初等部は教育方針が異なる。

幼稚舎は6年間クラス替えがなく、担任も持ち上がり。「宿題を出すと苦情が来る」という笑い話があるように、比較的伸び伸びとした教育に特徴がある。

一方、横浜初等部はきっちり勉強させる。クラス替えがあり、担任も代わる。近隣住民は「駅や電車内での行儀が非常によい」と横浜初等部生を褒める。勉強だけでなく日々の行動にも指導が行き届いているようだ。

関連記事
トピックボードAD