「20代で4回転職」30歳彼女を迷走させた親の教え 恋人の母親には理由なく嫌われ婚約破棄も経験

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MARCHの文系学部を卒業後、大手生命保険会社に入社した女性。エリート人生を歩むと思いきや、幼少期からの教育で身についた「苦手なことに執着」する性質が自分を苦しめることに(写真:recep-bg/GettyImages)
20代半ばから30代に訪れるとされる「クォーター・ライフ・クライシス」(以下QLC)。一人前の大人への移行するなかで、仕事、結婚、家庭などなど、自分の将来の生活や人生に対して「このままでいいのか?」と悩み、漠然とした不安や焦燥感に苛まれる時期のことを指す。
もともと2000年代前半にイギリスの研究者たちが用いるようになった言葉だが、日本の若者たちの関心も集めつつあり、SNSやブログで自身の心境をつづる人も。
そこで、本連載では性別職業問わず、さまざまなアラサーたちに取材。それぞれのQLCを描きながら、現代の若者たちが味わう苦悩を浮き彫りにしていく。今回紹介するのは、20代で4回の転職や、婚約破棄を経験した藤崎恵子さん(仮名/30歳)のケースだ。

新卒入社した企業は10カ月で退社

「両親は昔から教育熱心で『せめて義務教育の内容ぐらいはひと通りできるようにしておきなさい。全科目、学年で10位以内に入っておかないと将来、苦労するよ』と言われて育ってきました。ただ、高校で苦手科目ができて、結局進んだのはMARCHの文系学部。でも、苦手を苦手なままにしていることは、自分の中でずっとコンプレックスでした」

そんな語りから始まった今回のインタビュー。黒髪を肩付近できれいに揃

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えた髪型や、落ち着いた口調からも、生真面目な藤崎さんの人柄が伺える。

藤崎さんが大学卒業後に入社したのは、とある大手生命保険会社だった。しかしここで、社会人として最初のつまずきを経験する。

半年間の新人研修の後、10月からシステム関係の部署に配属されたのだが、2カ月で終わる予定のシステム研修をパスできず、ひとりだけ1カ月の延長となったのだ。

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