東京駅「新バスターミナル」で激変する乗り場事情 運営は乗り入れ路線ない「京王」新たな収益源に

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バスがターミナルへ左折で出入りすることから、目的地への経路によって移転が第2期開業以降になる路線もあるが、路上発着の便は第1期開業時にほとんどが移行する予定という。地下のターミナルへ出入りする車路や乗り場は2階建てバスにも対応した設計だ。

バスターミナル東京八重洲はUR都市機構が保有し、京王電鉄バスが運営を担う。URは八重洲1丁目東地区、八重洲2丁目北地区(東京ミッドタウン八重洲)、中地区でそれぞれの再開発組合が進める事業に組合員として参画しており、ターミナル床を取得・保有。それを京王電鉄バスが賃借するという形だ。

運営者は公募で選定

URがバスターミナル床の取得や運営支援を行うのは今回が初という。URの東日本都市再生本部都心業務部・大貫英二担当部長は「八重洲の3地区で再開発計画が進む中、バスターミナルを整備しようという動きがあり、それぞれの再開発組合が計画を盛り込んでいた。各事業単独では一体的なバスターミナル整備が困難ということから、3地区にまたがる一体的な整備運営のためにURにお声がけがあった」と、参画の経緯を説明する。

運営事業者は2020年度にURが公募し、3事業者の中から京王電鉄バスが選ばれた。選定は「これだけの規模のターミナル運営が可能かどうか」を基準とし、そのうえで提示した賃料が高かった事業者を選んだという。

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