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ロシアへの「究極の制裁」で西側が浴びる「返り血」 金融制裁は戦争という「悪」を止められるのか

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最後に少々、柄にもない考察をお許しいただきたい。

思うに金融とは、「お金を融通する」という言葉どおり、資金を余剰部門から不足部門に移動させる仕事である。ビジネスの世界では、あくまでもお金を使う人が主役であって、金融は脇役にすぎない。例えば金融の力で赤字の事業を黒字に変える、みたいなマジックは(少なくとも持続的には)不可能である。

その脇役が、世の中をよい方向に導こうという試みが「ESG投資」である。はたして、金融は世の中をよくすることができるのか。ESG投資に対する評価としては、気候変動でもガバナンスでも可否両方の意見があることだろう。

今回の「金融制裁」は、それとは正反対に、金融が戦争という「悪」を止められるか、という問題である。武力を使わずに戦争を終わらせることができれば、こんなにすばらしいことはない。株安くらいは「御の字」であろう。

それに加えて、仮に今回、ロシアが西側諸国の金融制裁に屈することになれば、それは今後の中国に対しても重要なメッセージを与えることになるはずだ。

それとは正反対に、今度の金融制裁が世界経済に対する「ブーメラン」になったとしても、何の不思議もない。本稿冒頭の「7段階活用」を思い出していただきたい。「パンデミック」で始まる悪い流れが続いている中で、本当に起死回生になってくれるだろうか。

金融には何ができて何ができないのか。これから先、壮大な実験の行方を祈る思いで見ていくほかはない。1日も早くウクライナの人々に平穏が訪れますように。

(今回、連載恒例の競馬予想はお休みとなります。ご了承下さい)

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

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