「ムラタセイサク君」のエコタイプが登場、年間250回のイベントこなす人気者

人が手をかざすと、目を光らせて自動的に起動する--。

京都に本社を構える村田製作所が、自社製電子部品を搭載した自転車型ロボット「ムラタセイサク君」の新型モデルを発表した。スタンドにもたれるだけで充電できる機能を備えるなど、省エネ技術や通信技術を融合した「タイプECO」。10月5日~9日に千葉・幕張メッセで開かれたIT・エレクトロニクスの展示会「CEATEC JAPAN」で、坂道を登るなどのパフォーマンスを披露した。

ジャイロセンサ(角速度センサ)や制御技術を備えるセイサク君は、タイヤの幅程度しかない平均台の上でも簡単に走ることができる。ヘルメットを被ったような愛くるしい姿も好感度が高く、全国に多くのファンを持つ。イベント出演などのオファーがひっきりなしで、2009年の年間出張回数は250回。中国など、海外でもパフォーマンスを繰り広げる。

初代セイサク君が誕生したのは、今から20年前の1990年。外部からのラジコン操作で自転車を漕ぐ、というシンプルなものだった。05年には性能を大幅にアップした2代目が登場。そして、今回のタイプECOで3代目となる。村田製作所に“在籍”するセイサク君はこれまで11台だったが、今回の新タイプ登場と合わせて合計15台に増えた。

タイプECOは、環境意識の高まりを背景に、環境性能向上に貢献する部品を数多く搭載している。部品ごとの消費電力を大幅に抑制したこともあり、タイプECOの消費電力は従来モデルよりも10%削減された。新たに搭載された主な部品は次の通り。

(1)人感センサ:人を検知して、自動的にON・OFFする赤外線センサ。タイプECOは人がいるかどうかを赤外線で感じ取り、「スタンバイモード」から復帰する。

(2)電源モジュール:エネルギー変換効率が高い部品を搭載。

(3)近距離通信モジュール:エネルギー使用量などを画像伝送することができる。この部品により、タイプECOはエネルギーの消費量をモニターに映す=“見える化”が可能に。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 令和を生きる若者のための問題解決法講座
  • コロナショック、企業の針路
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大学 シン・序列<br>コロナ後に変わる名門校の条件

コロナショックを受けて、大学をめぐる環境は急変。授業のオンライン化、学生の経済的困窮など、解決するべき課題は山積しています。大学はどのように変わるのか。50ページにわたる特集で最高学府の近未来を探りました。