ビットコイン1月としては2018年以降最大の下げ 「環境厳しく信号は『黄色』に変わった」と専門家

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暗号資産(仮想通貨)ビットコインは厳しい月を締めくくろうとしている。1月としては、仮想通貨が急落した2018年以降で最大の下落率となる見通しだ。

ブルームバーグがまとめたデータによると、今月に入ってビットコインが上昇した日は合計11日のみ(30日時点)。取引日の約65%は下落したことになる。他の暗号資産も売られ、規模が2番目に大きいイーサは月間で約30%下落している。 

3カ月足らず前に6万9000ドル付近で過去最高値を付けたビットコインだが、米当局の利上げが近いとの確信が強まりリスク資産が幅広く売られる中で、1月には3万3000ドルを一時割り込んだ。この急落でビットコインだけでなく、いわゆるミームコインや上場している仮想通貨交換業者や採掘業者など、仮想通貨関連の全業界に打撃が及んだ。

FSインベストメンツのチーフ市場ストラテジスト、トロイ・ガイェスキ氏は「仮想通貨は極めて変動幅の大きい資産クラスだ」と指摘。価格が大きく振れる可能性があることを取引の参加者は認識しておくべきだとし、「『青信号』が出ていた6カ月前や1年前、1年半前よりも今は格段に難しい環境だ。信号は『黄色』に変わった」と語った。

31日の取引では、ビットコインは一時2.9%安の3万6680前後まで下げたが、その後上昇に転じた。それでも月間では約17%の下落で、先月の19%安に続き苦しい展開が続いている。

 

原題:

Bitcoin January Loss Is Worst Start to Year Since Crypto Winter(抜粋)

More stories like this are available on bloomberg.com

著者:Vildana Hajric、Akayla Gardner

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