「相模原市内におけるシールド工事の安全・安心の取り組みなどに対する沿線のみなさまのご理解を深めていただく」(吉川課長)ことがブース設置の狙いだ。ブースの場所が駅から離れており遠方からは訪問しづらいが、地下で工事が行われるルート周辺の住民を対象にした施設と考えれば、この場所にある理由も納得がいく。
今後、トンネル工事の実施前に工事説明会が開催されることになる。ただ、これまで各地で行われてきた説明会では、「質問しても通り一遍の回答しか返ってこなかった」といった厳しい声も出席者から聞かれた。JR東海と出席者との間で十分なコミュニケーションが取れていたとは言い難い面があった。
2020年10月にはシールドマシンを使った東京外環道の地下トンネル掘削工事により東京都調布市の住宅街で陥没事故が起きた。調布の事故とは地盤などの状況が異なるとはいえ、相模原市内の工事でも同様の事故が起きないか不安に感じる住民も少なくない。工事に伴う振動や騒音を心配する住民もいる。「安心できるようなわかりやすい情報発信をしてほしい」という意見が住民の間から上がっていた。こうした声が今回のブース設置につながった。
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