「効率的ダイエット」を探す人が知らない深刻盲点 いつも三日坊主で終わってしまう理由とは

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Aさん:流行りのエクササイズ動画を試してみたら、結構面白かった。それに、よく朝起きたら体がすっきりした感じがする。

Bさん:有名なトレーナーが動画で「筋トレするならスクワット」と言っていた。ちょっと辛いけど、これって効いてるってことだよね……?

正解は、Aさんです。その理由を次に説明します。

「自分に合う運動が見つからない」「おすすめされた運動を試してみても、どうしても続かない」という人は、次のことを知っておくと、自分に合った運動を見つけやすくなります。

ポイント①:運動そのものを面白い、楽しいと思うか。

ポイント②:やせる、うまくなるなど、運動の効果を認識できるか。

この2つのポイントを、両方感じられるものを見つけられると、誰もが自発的に運動を継続できるようになります。

Aさんの場合、きっかけは「流行っているから」という理由でしたが、実際にやってみると「面白い」と思うことができ、さらに効果も実感しています。一方でBさんは、専門家の意見を取り入れているので間違いのないように思えますが、肝心の実感がともなっていません。

つまり、先ほどの2つのポイントに当てはめていくと、より続きやすい運動を選んでいるのは、Aさんということになります。

正しい理論や他人の評価は参考になりますが、自分にとっての正解(続けられる運動)になるとは限りません。大事にすべきは、他人の声よりも、自分自身の「楽しい!」「効いている! 」感覚なのです。

運動の効果を確かめる4つのポイント

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ちなみに、運動の効果は体重や体形などの見た目以外にも表れます。

たとえば、次のようなポイントに注目して、自分の体をチェックしてみてください。

  • ・「疲れた~」というぼやきが減っていないか?
  • ・駅の階段を上ったとき、呼吸や足が前より楽になっていないか?
  • ・肩こりが楽になっていないか?
  • ・血圧や心拍数などの数値が下がっていないか?
  •  

運動を始めたら、体重や見た目だけではなく、ぜひ、いろいろな角度から運動を評価してみましょう。小さな体の変化に目を向けると、「プラスの評価」が増えていきます。

中野 ジェームズ 修一 フィジカルトレーナー

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なかの じぇーむず しゅういち / Shuichi James Nakano

1971年生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。アディダス契約アドバイザリー。日本では数少ない、メンタルとフィジカルの両面を指導できるスポーツトレーナー。トップアスリートや一般の個人契約者の、やる気を高めながら肉体改造を行うパーソナルトレーナーとして数多くのクライアントを持つ。現在は大学駅伝チームのトレーナーも務めつつ、講演会なども全国で精力的に行っている。 おもな著書に、『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(だいわ文庫)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、などがある。株式会社スポーツモチベーション

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