【産業天気図・トイレタリー・化粧品】国内市場低調続き「曇り」。高級品などニッチ市場やアジアに強い企業が踏ん張る

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 また、通販化粧品も伸びている。通販に軸足を置くドクターシーラボは直近の10年7月期に最高益を更新。10月以降も成長を続けそうだ。11年には、外資系化粧品大手、ロレアルも通販に本格的に参入。通販化粧品での競争が一層、激しくなりそうだ。

一方、トイレタリーは09年度の業績に貢献した、新型インフルエンザ流行によるハンドソープや消毒液の特需が消滅。10年度は実力での成長が問われている。国内は成熟市場であるものの、ユニ・チャームの大人用紙おむつや軽度失禁用品など、大人用商品は伸長が続きそう。

化粧品・トイレタリーともに為替の影響はあるものの、海外は成長が続きそうだ。資生堂、ユニ・チャームのように中国の内陸部にまで参入を拡大している企業は、売上高2ケタ増の伸びは確実。中国などアジアの需要をどれだけ獲得できるかで、企業の業績が左右されそうだ。
(島田 知穂=東洋経済オンライン)

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