IKKOさんが「人間関係を楽にする」ためにやめた事 自分が無理しているときの人間関係は「幻」

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例えば、自分が上司だった場合。部下に、「はい、これスケジュール」とポンと渡すことと、「はい、これスケジュールです。わからないことがあったら言ってね?」と言うのでは、部下の感じ方もまったく変わりますね。相手が困らないように、ひと手間を惜しまないこと。

それと基本的に、相手を信用しすぎてはいけません。誰だって間違いはあると思っておくことが重要です。最終確認はメールだけではなく電話が必要なときもありますね。ひと言の手間を大事に。

「本当の自分」を見てもらいたいと思うように

④「本当の自分」を失わない

20代の頃に、今の自分の生き方でいいのかなと感じるようになりました。自分の生き方をカミングアウトすることができず、無理して生きてきたこれまでの私の人間関係は幻だったからです。

だからそれに気づいてから、私は少しずつ、「本当の自分」を見てもらいたいなと思うようになりました。自分らしく歩んだ結果、別れていく人間関係は、遅かれ早かれ崩れていくもの。

ただし、なんでもかんでもカミングアウトすれば幸せになれるということではなくて、これも、その人を取り巻く環境によってタイミングがある気がします。

だからみんな気をつけてね。自分らしく生きることは大切だけど、カミングアウトはタイミングを見極めて。そうすると、自分らしく素直に、楽に生きていけると思うから。

⑤「苦しい顔」はなるべく出さない

人は苦しいことがあると、苦しいというシワが刻まれていきます。そうして苦しい顔になると、まるで運の神様が「これは大変だ」と思って逃げていくように、運が寄ってこなくなると思うのです。だけど、苦しいときも表情を楽にして笑顔でいると、運の神様が錯覚して降りてきてくれると思っています。私はバラエティー番組に出させていただいているときは、心底笑わせてもらっているから、意識しなくても笑顔になれて体調もよくなる。

『1ミリの優しさ』(大和書房)。書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします

でも本業の美容家をやっているときはストイックになりすぎてしまって、顔がこわばってしまうこともあるからなるべく気をつけようと思っています。特に人前にいるときは、笑顔でいないと損をしてしまうから。運を失ってしまわないように、笑顔でいること。日々の生活で大事にしたいことです。

以上、『1ミリの優しさ』より、抜粋して5つ紹介させていただきました。ここまで読んでくださった皆さまに、心から感謝いたします。

私たちは一幕の舞台をみているように、人の感情が目まぐるしく移り変わっていく世の中で人生を送っています。そんな山の天気のような感情であふれる社会では、いかに「人間関係を前向きに」受け止めていくのかが重要なのだと思います。今回のメッセージがどれか1つでも、「心のお守り」のようになりましたらうれしい限りです。

IKKO 美容家

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1962 年1 月20 日生まれ。 19 歳で横浜元町『髪結処サワイイ』に入社。その後、ヘアメイクアップアーティストとして独立。アトリエIKKO を主宰し、女性誌をはじめ、テレビ、CM、舞台などのヘアメイ クを通じ『女優メイクIKKO』を確立。 現在では、美容家・タレントとして活躍する傍ら、多くの美に対するプロデュー ス業にも注目が集まる。 2008 年女性誌マリクレール・ジャポン、初の人物賞として「プラネットミュー ズ賞」、2009 年韓国観光名誉広報大使( 韓国観光公社) に任命され、 「ソウル観光大賞」、2020 年@ COSME「BEAUTY PERSON OF THE YEAR2020」、その他多数受賞。

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