「ヤバい」が口癖の人に伝えたい"24種類の言い方" 「怒り」ひとつとってもこんなに種類がある

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自分にとって怒りとは、悲しみとは何か――。感情を俯瞰する方法をご紹介 ©羽賀翔一/コルク
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自分にとって怒りとは、悲しみとは何か――。感情の一つひとつを認知し、解像度をどれだけ高められるかによって、あらゆるインプットやアウトプットが変わってくる。
佐渡島庸平氏、石川善樹氏の共著『感情は、すぐに脳をジャックする』から一部抜粋して紹介する。

感情には種類がある?

さっそくですが、あなたは「感情にはどのような種類があるか?」と聞かれたら、いくつの言葉を挙げられますか?

「怒り」「悲しみ」「喜び」「期待」なども含め、パッと頭に浮かんだものを挙げていこうとすると5つ程度、少し考えてみても10項目出せれば多いほうではないでしょうか。

それも当然で、僕たちは毎日、目覚めてから眠りにつくまで、次々と生まれては消えていく感情を「この感情は〇〇だ」といちいち言語化して認知しているわけではありません。「感情の種類」など知っていなくても、困ることはそうないと思います。

他者との会話だって、感情のニュアンスを伝えることや質にこだわらなければ、「ウケる」「ヤバい」「エモい」「ぴえん」などの表現で成立させることだって可能です。

しかし、自分の感情を理解しようとするならば、ある程度の種類は知っておいたほうがいいし、思考を深めるための多様な視点も必要です。「悲しみ」の中には「悲嘆」や「哀愁」といったニュアンスの異なるものがありますが、それぞれの言葉と概念を知っているからこそ、区別をつけることができます。

そこで僕が活用しているのが、アメリカの心理学者、ロバート・プルチック博士が提唱した「感情の輪」です。

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