サラタメ「大企業より週3勤&副業」選ぶ本当の訳 鳥の目で人生を俯瞰する最強ライフシフト戦略

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コミュニティーに所属しながら、個人のアップデートも行いライフシフトに成功したサラタメさんが語る、これからの働き方(写真はイメージ、ふじよ/PIXTA)
シリーズ累計50万部のベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の最新版『LIFE SHIFT2(ライフ・シフト2):100年時代の行動戦略』がついに発売された。
人生を俯瞰して眺めたときに、従来の「レールから外れることが合理的だった」と判断、試行錯誤を経て成功したYouTuberになるとともに『新R25』のコミュニティーにも所属して、情報の発信とコミュニティーを通じての成長を求めるサラタメさんに、これからの働き方について話を聞いた。

レールから外れることが合理的だった

『ライフ・シフト2』に、「鳥の目」の視点で人生の全体を眺めること、という記述があります。確かにそのとおりだなと共感しました。

『LIFE SHIFT2(ライフ・シフト2):100年時代の行動戦略』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

本書を通して、時代背景や世界的な潮流、テクノロジーの流れなどを踏まえつつ、自分の人生のストーリーを、まさに鳥の目で俯瞰することができると思います。

私は2016年に刊行された前作の『ライフ・シフト』を読んで、人生における本当に大きな意思決定をすることができました。新卒1~2年の時点で自分が想像していた、未来の「ありうる自己像」は、ものすごく狭いイメージでしかなかったと気づかされたのです。

私が新卒で入社したのは一部上場企業で、当初は「ここで出世してナンボ」だなと思っていました。ところが、『ライフ・シフト』を読み、ゼロベースで俯瞰して眺めてみると、自分はここで戦い続けられるタイプではないと分析できたのです。

そこで、「大企業での出世に人生を捧げることは、自分にとって合理的ではない」「今は、一度レールを外れるほうが得だな」と判断できました。

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