日産の低燃費カー見参! 衝撃の“100万円切り”

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

アイドリング停止で火花

エンジンも4気筒から3気筒に変えて軽くなった。実は3気筒の搭載は日産初。気筒減少は摩擦軽減や熱効率向上にも寄与する。車重減は燃費計測時に有利に働くゆえ、日産悲願の「小型車で燃費ナンバーワン」が実現した格好だ。

「当初はここまで低燃費車になるとは思わなかった」(日産関係者)。マーチはタイのほか新興5カ国で生産、世界160の国・地域で販売されることから、「いかに安く、作りやすくするかに主眼が置かれた」(同)。ただ消費者の環境意識が高まる中、最後はアイドリング停止機能を盛り込み、2キロメートル相当の燃費改善を“ダメ押し”した。

特別な運転操作なく、低燃費を実現できるアイドリング停止機能では、マツダが先行。が、日産車はステアリングを切ったままでも、停止する。アイドリングの停止する機会が多いほど燃費は向上するわけで、新技術における新たなバトルも興味深い。

先進国での小型車志向、新興国での中間層拡大とも取り込めるのが小型車だ。ホンダやトヨタは100万円前後の小型車を準備中で、ダイハツ工業も1リットル当たり30キロメートル走る軽自動車の来年発売を予告。スモールカー大競争時代の幕は切って落とされた。

■日産自動車の業績予想、会社概要はこちら

(週刊東洋経済2010年7月24日号 撮影:今井康一)

高橋 由里 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

たかはし ゆり / Yuri Takahashi

早稲田大学政治経済学部卒業後、東洋経済新報社に入社。自動車、航空、医薬品業界などを担当しながら、主に『週刊東洋経済』編集部でさまざまなテーマの特集を作ってきた。2014年~2016年まで『週刊東洋経済』編集長。現在は出版局で書籍の編集を行っている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事