住宅危機の前触れか、膨張する住宅バブルリスク リスク1位はフランクフルト、東京も過大評価に
新型コロナウイルス流行を背景とした広い居住空間への需要が世界的に盛り上がる中で、住宅バブルのリスクが欧州全域で高まっていることがUBSグループの調査で分かった。
住宅価格の上昇が突然止まるリスクがあると警告
UBSが13日発表したグローバル不動産バブル指数によると、バブルのリスクが最も高いのはフランクフルトで、危険水域(グラフのオレンジ)にある9都市のうち6都市が欧州だった。カナダのトロントとバンクーバー、香港も高リスク。東京とシドニーは過大評価グループ(白)の上位2都市で、危険水域に近づいている。
借り入れコストが過去最低なうえ、広さと緑への関心が高まり、住宅価格は過去1年に世界中で上昇。UBSの調査では4つの都市を除きすべての都市で値上がりしたが、ほとんどの市場で上昇が突然止まるリスクがあるとUBSは警告した。
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