シャープが株主総会、リチウムイオン電池の開発など言及

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シャープが株主総会、リチウムイオン電池の開発など言及

シャープは23日、株主総会を開催した。中期の成長分野として、リチウムイオン電池など蓄電池の新規参入も視野に研究開発を進めていることを明らかにした。韓国勢の価格攻勢の中苦戦しているテレビについては、市場地で生産もする「地産地消」戦略を推進するとした。

「シャープは液晶テレビの先陣を切りながらも世界シェアは現在5%程度。ていたらくなことになってしまい、非常に申し訳ない」議長の片山幹雄・シャープ社長は途中、悔しさをにじませた。そして2012年で創業100周年を迎えることに触れ、液晶ディスプレーの独自技術を売りに、世界市場での存在感をもっと高めていきたいと強調した。

新規事業分野としては、リチウムイオン電池など蓄電池についても研究開発を進めていると表明。技術担当の太田賢司取締役はスマートグリッドなど将来的なビジネスでの事業化を視野に入れながら検討を行っていくと述べた。
 
 また、片山社長は昨年に国内でヒットしたプラズマクラスターイオン空気清浄機を今年から本格的に海外市場に投入していく方針を表明した。ただ、具体的な発売地域と時期等については各国の製品認可次第として明言は避けた。

以前から希望のあった堺工場の株主見学会について、9月に開催することが発表されると場内から拍手が起こった。

その他、主な質疑応答は以下の通り。

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