【産業天気図・食品】低価格化進むも原料安が下支え、過去の構造改革効果もあり終始「晴れ」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


 足元は好調な食品業界だが、今後の原料調達と海外市場への進出の遅れは、変わらず大きな課題だ。まずは新興国の食生活向上で価格が上昇するとみられる穀物や原料肉などの調達。食肉では伊藤ハム<2284>と米久<2290>、パン業界では山崎製パン<2212>と日糧製パン<2218>などが原料を共同購買するなど今後の価格上昇に備えている。また、海外市場に関しても、業績が好調なため積極策をとる企業が多い。

ハウス食品<2810>はベトナムの食品メーカーに出資し飲料などの販売網を確保。ケンコーマヨネーズ<2915>も中国の現地企業とともに工場を設立するなど新展開をみせる。また、単独でアジア、北米に進出している江崎グリコ<2206>も海外での生産能力増強を行う。

(麻田 真衣=東洋経済オンライン)

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事