子どもが言う「学校がダルい」はSOSかもしれない 親が見落としがちな「5つのSOS」気になる兆候
子どもが不安や悩みを話し出さない場合は、「今日は話したくないのだろう」と割り切り、話し出すのを待ってあげてください。
子どもが話さない場合は、子どもの様子を見て判断することになりますが、子どもによってSOSの表れ方は違います。年齢によっても違います。
一番大事なのは親としての直感を信じることです。子どもの様子を見て、「いつもと違う」「何か変だ」と感じたら、その直感どおり何かが起きているはずです。
ただし、不安な気持ちはあてになりません。子どもを心配するあまり、突拍子もないことまで予測して、不安を募らせてしまうものです。
不安がどんどん膨らんでくるようなときは、「そんなもんだ」とやり過ごすか、誰かに話を聞いてもらうといいと思います。
親を信頼しているからこそ愚痴を言う
一方で、こちらから何も聞かなくても、子どもが「学校、ダルい」などと愚痴を言うこともあると思います。結論から言いますと、そういうときは「そうだよね、ダルいよね」とだけ答えればいいと思います。
子どもは、自分の気持ちを整理したくて言っているだけです。子どもの言葉を繰り返すなどして、共感してあげてください。家事をしながら、話半分で聞いていいと思います。
そのとき、気をつけておきたいことがあります。それは、保護者自身の学生時代の成功談を引き合いに出さないこと。「私はこうして乗り越えたよ!」といった、いわば武勇伝ですね。
子どもが聞きたいのは、「学校ってつらいよね」という共感する言葉です。大人が「私も行きたくないとき、あったよ」と言うと、「そうなんだ、自分だけじゃないんだ」と気持ちに整理がついて、学校に行くものです。
いろいろアドバイスをしたくなると思うのですが、最低限にしておきましょう。大人でも、愚痴を言ったときに、やたらとアドバイスされてしまって「話を聞いてもらうだけでよかったんだけど……」ということ、ありますよね。その心理と同じです。
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