子牛価格の高騰に農家が悲鳴、口蹄疫が残したつめ跡

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


 肥育農家にとって“原料”である子牛の価格高騰は厳しい。ここ数年は飼料価格の高止まりが続く一方で、不景気による価格下落という二重苦にある。瀬古さんは「松坂はブランド牛だから経営体力があるが、小規模でノーブランドの農家は採算割れで廃業してもおかしくない」と言う。

食肉市場でも懸念が広がる。「牛肉は国産と輸入の質の差が大きい。高齢化などで戸数は減少の一途だったが、さらに廃業が加速すれば供給が先細る」(東京食肉市場幹部)。現在、牛肉の自給率は44%だが、農家の減少はさらなる低下を招きかねない。

宮崎県では、主力種牛5頭の感染は確認されていない。ブランドは維持できたとしても、畜産農家が経営を再開して収入を得るまでは1~2年を要するため、その間は無収入だ。口蹄疫が残したつめ跡はあまりに深い。

(麻田真衣 =週刊東洋経済2010年6月26日号)

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事