ソニーは株主総会でストリンガー会長らの個別報酬を開示、「3DとネットTVで成長し、12年度ROE10%は可能」

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−−前2010年3月期に営業黒字化したといっても、主軸のエレクトロニクス事業は依然赤字だ。コアビジネスの赤字をどう考えるか。

大根田CFO 赤字には為替と価格下落の影響が大きい。たとえばテレビであれば、年間1兆円程度の売り上げに対して2000億円台の価格下落があるイメージだ。デジカメも価格下落は大きく、コストダウンとのつばぜり合いのような状況だ。

しかしテレビなどコンシューマー系の事業は、設備減損を除けば1000億円ぐらい前々期(09年3月期)から改善している。基調としてはよい方向に向かっている。今年は相当競争力のある商品が出てくるので、コンシューマー系は間違いなく黒字になる。

−−グーグルとの提携でどのような商品開発をしようとしているのか。

石田佳久SVP 発表前の商品なので詳細は説明を控えるが、グーグルのアンドロイドというプラットフォームを使い、その上にソニーが持つサービスを搭載する。進化するテレビをグーグルプラットフォームで実現する。

−−12年度に営業利益率5%、ROE10%の目標は可能か。

大根田CFO 構造改革や減損を除くと、今期は3.2%が達成できる見通し。これをベースに考えれば、12年度の5%は無理ではない。ROEも達成可能な数字だ。

(杉本 りうこ =東洋経済オンライン)

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