【産業天気図・建設業】大型公共事業はさらに削減、民間投資も鈍い、1年通じて「雨」へ

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 こうした大手と対象マーケットが違う準大手の戸田建設<1860>、前田建設工業<1824>や、中堅クラスの安藤建設<1816>、大豊建設<1822>、ナカノフドー建設<1827>は、中規模の新規案件をきめ細かい営業努力でとりこぼしなく成約し、受注増の計画を達成する公算。とはいっても、各社の今期の営業利益はせいぜい前期比横ばいか微増。後半の鋼材高による工事採算悪化が響きそうだからだ。

なお、道路専業は10年末にも「雨」から「曇り」に転じる可能性がある例外業種。地方自治体で景気刺激策として道路改修などの公共予算を増額する動きが出ている。NIPPO<1881>、前田道路<1883>や日本道路<1884>の大手以外の中堅を含め、業績は原料であるアスファルトの価格が急騰しない限り、底堅く推移するとみられる。
(古庄 英一=東洋経済オンライン)

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