勉強嫌いの少年が「人気ゲーム開発者」になれた訳 13万部超え「ケミストリークエスト」誕生秘話

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では、せっかく起業して販売も好調なケミストリークエストについてはどう思っているのかというと、「ビジネスとして大きくしていきたいというより、カードゲームを普及させたいという思いが強い」と言います。

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維斗さんは勉強はやらされるものではないと考えていて、ケミクエのような「遊び」の中で自然に学べたり、本質が理解できれば一番だと思っているそうです。

ケミクエがもっと広がれば、子どもたちが、小さいときから遊びながら化学に触れる機会も増えます。遊びの中で化学を「おもしろい」と思うことができれば、その先の学びにも自然とつながっていくでしょう。この「遊びから学びへのつながり」が広がることも、イメージしているのです。

維斗さんの探究力を育てた「両親の姿勢」

維斗さんに、親に感謝していることを聞くと、「きっかけを与えてくれるが、その後は放っておいてくれたし、自分が興味のあることを話せば、最後まで聞いてくれたことです。また、おもしろそうな本を買ってくれるけれど、ちゃんと読みなさいとか、読んでないとかは言われなかった。だから、知りたかったら自分で調べる力がついた」と話してくれました。

子どもがさまざまなことと出合うきっかけは与えるけれど、それを強制はしない。ただ、興味を持ったことを深める「サポート」は、しっかりと行う――。この親御さんの姿勢が、維斗さんの探究力を育んだと言えるでしょう。

中曽根 陽子 教育ジャーナリスト

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なかそね ようこ / Yoko Nakasone

マザークエスト代表。出版社勤務後、女性のネットワークを生かした編集企画会社を発足。「お母さんと子どもたちの笑顔のために」をコンセプトに、数多くの書籍をプロデュースした。現在は、教育ジャーナリストとして、紙媒体からWEB連載まで幅広く執筆する傍ら、海外の教育視察も行う。20年近く教育の現場を取材し、偏差値主義の教育からクリエイティブな力を育てる探究型の学びへのシフトを提唱。

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