「中国に最も問題をもたらした国は中国」の真意 キャンベル米NSCインド太平洋調整官発言の意図
楊潔篪共産党政治局員や王毅外相ら外交トップは、習主席の側近というには遠く及ばないとした先月の別のイベントで発言について尋ねられると、「両氏は中国の有能な代表であり、大いに尊敬の念を抱いている」とキャンベル氏は答えた。
日米豪印の枠組み「クアッド」は協力の深化に重点
対中関与の時代は終わった-キャンベル米NSCインド太平洋調整官
クアッドは協力「深化」
このほか、日米とオーストラリア、インド4カ国の枠組み「クアッド」は、年内の対面での首脳会談開催の可能性を念頭に協力の「深化」に重点的に取り組んでいるとした上で、他の国々もこのグループに「関心」を示しており、関与は排他的なものではないと説明した。
キャンベル氏はまた、米上院議員団による最近の台湾訪問について、米国が「台湾を支持」しているとはっきり示す意味で効果があったと述べる一方、米国として台湾に防衛「物資」の供与を続けることにコミットしているが、台湾も自ら防衛力強化のための措置を講じる必要があると指摘した。
ミャンマー情勢を巡っては「悪化の一途をたどっている」として「強い憂慮」を表明。「暴力の悪循環に陥っているのは明白」であり、ミャンマー当局の行動が逆効果だと伝えるため、米国は同盟国と連携していると話した。
原題:Biden’s Asia Czar Says China Is to Blame for Its Diplomatic Woes(抜粋)
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著者:Peter Martin
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