ペルー大統領選急進左派候補がフジモリ氏に勝利 急落した債券や通貨は逆に買い戻され高くなる

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ケイコ・フジモリ氏との差は約9万6000票

開票率約98%の段階でカスティジョ氏はフジモリ元大統領の長女で中道右派のケイコ・フジモリ氏に対するリードを約9万6000票に広げている。

市場が選好するケイコ氏は、カスティジョ氏陣営が選挙結果を「ゆがめているか遅らせている」と主張。裏付ける証拠は示していないものの、提示するつもりだと説明した。これに対し、カスティジョ氏は自身の所属政党が開票作業を妨害していることを否定した。ケイコ氏は2016年大統領選の決選投票で僅差で敗れており、再集計をその時に要求しなかったことを後悔していると述べていた。

アマースト・ピアポント・セキュリティーズの中南米債券戦略責任者のシオバン・モーデン氏(ニューヨーク在勤)は、「決選投票が僅差で決着すれば、議会と国の分断で急進主義に対するある種のチェック機能が働くだろう」と指摘した。

8日の取引で2031年償還のドル建て国債の価格は、一時1セント上昇の100セント。ソルは対ドルで一時0.4%高の1ドル=3.923ソルだった。同国の代表的な株価指数S&P/BVLペルー総合株価指数は一時0.8%上昇したものの、0.6%安で取引を終了した。

原題:Peru Leftist Signals Victory in Election That Rattled Markets; Peru Selloff Abates With Leftist Seeking to Reassure Investors(抜粋)

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著者:Maria Cervantes、Maria Elena Vizcaino

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