高級ブランドの会員制ネット通販「ギルト・グループ」、米国と日本で急成長の理由


 「ネット企業は動きが速く、意思決定も迅速に行わなければいけない。スピードが極めて重要だ。どんなに優秀な人でもこうした社風に合っていなければアンハッピーな結果に終わる」。

ほかにはないユニークなビジネスモデルで事業を展開するからには、すべてのものを自ら創り出していかなければならない。「自分自身が行う意思決定が会社の運命を左右し、そこにはスピードも求められる。その意味でも、適切な人材を採用することが極めて重要なのだ」。

今年2月、日本のギルトは社員に「ファストファッション着用禁止令」を出した。ユニクロやH&Mなど、最新の流行を低価格で売り切るファストファッション全盛の中、高級ブランド品が持つ価値を社員自らが体感し、消費者に伝えるべきとの方針からだ。

ギルト急成長の背景には、ビジネスモデルのユニークさのほかに、こうした社風のユニークさもあるようだ。「ユニークで楽しいカルチャーは人を惹き付ける」(同)。

ライアン氏はeコマース企業が勝ち残るためには、規模も必要だという。今後は、米国と日本だけでなく、香港、中国、韓国、ブラジル、オーストラリアなどでグローバルなビジネス展開を計画している。ギルト・グループはまだまだ拡大を続けそうだ。
(堀越 千代 =東洋経済オンライン)  

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