車載用半導体不足の悪影響がさらに深刻化する

今年中に回復モードに入ることはないとの予想も

米コンサルタント会社アリックスパートナーズは、車載半導体不足の深刻化に伴い、世界の自動車業界が販売で被る損失額の予想を1100億ドル(約12兆円)に上方修正した。従来は610億ドルと見積もっていた。

今年の自動車生産台数は、半導体不足の影響で4カ月前の見通し(220万台)を上回る390万台減ると予測した。世界の予想生産台数(8460万台)の約4.6%に相当する。

自動車各社は半導体不足の最悪期をまだ脱していないと警告しており、生産拠点の操業停止を余儀なくされる米フォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)は、今年4-6月(第2四半期)に最も厳しい影響が見込まれるとした。

しかし、アリックスパートナーズによれば、年末までは回復の兆しを期待できそうにない。

同社のグローバル自動車業界の責任者マーク・ウェークフィールド氏は「7-9月(第3四半期)も深刻な影響が残る。10-12月(第4四半期)になるまで回復モードに入ることは決してない」と分析した。

原題:Automotive Chip-Shortage Cost Estimate Surges to $110 Billion(抜粋)

(年内の影響に関する分析を追加して更新します)

著者:Keith Naughton

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