『Mr.&Mrs.スミス』以上に独創的な作品
――3都市縦断ツアーを終えて、疲れていませんか?
疲れるどころか、むしろエネルギーをもらった。3つの都市をまわるたびに、ファンからの愛情、そしてものすごいパワーをもらうことができた。特に福岡では7,000人くらいのファンがいてね。ファンはトムに愛を送っているし、トムもファンに愛を返していた。あんなすばらしい光景を目にしたのは初めてだった。
――『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は日本のライトノベル小説が原作でしたが、読んでみた印象は?
読んでみて、ほれ込んでしまった。とにかく独創的だし、ものすごくエキサイティング。面白い主人公が描かれている。主人公は、初めこそ臆病者だったけど、だんだん成長してきて、最後はヒーローになる。僕が理想としているヒーローだ。
――どういうところが気に入りましたか?
一番気に入ったのはラブストーリーの側面だ。今までは(リーマン監督が手がけた2005年の)『Mr.&Mrs.スミス』が一番、独創的なラブストーリーだと思っていて、それを超えるものはないと思っていたけど、この映画のラブストーリーはそれを超えてしまった。同じ日を何回も繰り返していく中、リタにとっては毎回初めての出会いでも、ケイジは記憶を積み重ねている。そこにラブロマンスの要素が加わるわけだからものすごく独創的だよね。
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