オバマの“画期的な”医療保険改革法が成立、だが有権者に高まる不満、中間選挙は苦戦必至

拡大
縮小



 たとえば、保険会社はすでに病気にかかっている人に対する保険カバーを拒否することができないし、また、がんや慢性疾患の患者の保険でのカバーを停止することもできなくなる。

これまで親の保険でカバーされていた子供は21歳までだったが、これからは26歳までカバーされる。高齢者は高額の処方薬について補助を受けられるし、結腸がん、前立腺がん、乳がんの検診など予防措置についても医師に診てもらえる。

“オバマケア”(医療保険改革法)は歴史家がいうように確かに“画期的”かもしれない。しかし、これまでのところ多くの有権者はその“画期的”を“良い”という意味としては確信できないでいる。
(ピーター・エニス =東洋経済オンライン)

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT