(第35回)<石田純一さん・後編>いまだに夢を追い続ける日々

石田純一  ハリウッドに行くことは心に決めていたので、朝、赤坂の英会話学校に行って、TOEFLの試験用の勉強をして、昼間は映画を観ていました。それもロードショーじゃないやつです。池袋文芸座などで、溝口健二シリーズや、森雅之シリーズ、京マチ子シリーズとかね。はっきり覚えている映画もたくさんあります。そして夜はアテネフランセで外国人の先生について英語を勉強する。深夜はまたオールナイトで映画を観る。たまにはお金も稼がなくちゃいけないからチリ紙交換などのバイトをしたり……、これじゃあ、大学に行く時間がないですよね(笑)。

●まだまだ夢の途中

 当時、慶應の先生でしたが、早稲田にも教えに来ていた村田昭治先生のマーケティング論は、40代になってからも授業を聴きに行きました。今でも勉強会に行きます。村田先生のマーケティングは、出口と入口がはっきりしていて、どこに向かったら良いかが明確で、リーダーたる者、哲学を持っていなければならないといったものでした。
 その村田先生がよくおっしゃる言葉です。「生きることは希望であり、意欲であり、構想力である」。
 その構想力を実践してきました。
 僕は今でも、まだまだ夢の途中です。50歳を超えてもありがたいことに現役で、比較的多くの人に名前も覚えてもらっているし、そういうことを自分だけのことに使うのではなく、何かで恩返しをしていきたいと考えています。
(取材:田畑則子 撮影:戸澤裕司
石田純一<いしだ・じゅんいち>
本名:石田太郎。都立青山高校卒。早稲田大学中退。1954年1月14日、東京生まれ。
ドラマ「あめりか物語」(NHK/79)でデビュー。ドラマ「抱きしめたい」(CX/88)をきっかけにブレイク。トレンディドラマの火付け役。現在も、映画、ドラマ、バラエティ、舞台など、さまざまなジャンルで活躍。
趣味はゴルフと読書。特技は英会話。将来の夢は映画監督。
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