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民主党政権の「3.11」対応に見る日本の現在地 脱原発に向け試行錯誤の中、抗議運動も広がる

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  • 山本 昭宏 神戸市外国語大学総合文化コース准教授
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国会周辺にこれだけの人間が集まったのは1960年の安保闘争以来だった。現代の日本人は社会運動に関心を持たないという俗論があるが、原発災害後の反原発運動の盛り上がりはそうした俗論に修正を迫るほどの隆盛をみせた。

2013年には特定秘密保護法への反対運動が、2015年には「平和安全法制」への反対運動が起こったが、それらの底流には2011年から12年にかけての反原発運動があったと理解することができるだろう。

変わった抗議運動も

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他方で、一風変わった抗議運動も話題になった。2012年12月の衆院選の際には、活動家の外山恒一らが、「原発推進派懲罰遠征」と称して、九州各地の原発推進派候補者の選挙カーを、「原発問題を争点に」と書いた街宣車で追いかけるという活動を行った。

2013年の参院選では、外山らは「ほめ殺し」の戦略として街宣車に「私たち過激派は原発を推進する自民党を支持します」と書いた看板を掲げて、北陸、東北、北海道を巡回した(『改定版 全共闘以後』)。外山の活動は朝日新聞のオピニオン欄でも大きく取り上げられるなど、貴重な少数派としてインターネット以外でもよく知られるようになった(朝日新聞 2013年7月27日)。

選挙を否定する外山だが、彼の運動には抗議方法に工夫があり、特定の目的のために運動を起こすというよりも、多数の人間が集い離れていく運動の「場」自体をつくることを重視しているようにさえみえる。

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