資生堂、美容部員が奮い立つキャリアの“見える化”《ものすごい社員教育》


カンガルースタッフが働くお母さんを応援

続けて06年に行ったのが、育児時間の代替要員制度「カンガルースタッフ」。従来から育児時短制度はあったものの、夕刻は化粧品売り場が最も忙しい時間帯。それを横目に帰るのは心苦しく、辞めざるをえない美容部員も多かったという。

そこで夕刻以降の時間帯に、美容部員の応援要員としてカンガルースタッフを採用。「働くお母さんを応援します」というバッジをつけてサポートする。06年当時の500人体制は、1万1000人以上に拡大。今は結婚や育児があっても仕事を続ける人がほとんどだという。

「女性社員は辞めずにいられるだけでなく、・活躍できる・段階に移行中」と坂倉有・人材開発室次長は言う。ただ資生堂の女性管理職の比率は18・7%。他の国内メーカーよりは高いが、P&G26・4%など外資には出遅れている。13年までに30%と高い目標を掲げ、“活躍できる”女性を急増させる計画だ。

■資生堂の業績予想、会社概要はこちら

(島田知穂 =週刊東洋経済2010年4月24日号)

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