部下をうんざりさせる「朗読会議」上司のムダ 会議の「当たり前」を見直しコスト意識を持つ
リモートワークのメリットは無駄な会議がなくなった事
今年になってリモートワークを実施する企業が、再び増えています。あるアンケート調査によると、約8割のビジネスパーソンが「リモートワークを実際にやってみたらよかった」と感じているようです。
そして、リモートワークのメリットとしてトップに挙げられていたのは、
「無駄な会議が減った」「ストレスが軽減した」でした。
ビジネスパーソンにとって、いかに会議がストレスになっているのかが、よくわかる結果ですよね。とはいえ、組織で働く以上、会議は避けることはできません。重要なのは、いかに「無駄な会議」をなくしていくかでしょう。
では、そもそも「無駄な会議」とは、どういう会議なのでしょうか?
ある会社では毎週、部長が前週の報告をただ朗読して、最後に「何か質問ある?」と聞くだけの会議を開いていて、部下はウンザリしているといいます。
これこそが「無駄な会議」の典型といえるでしょう。報告書を読むだけなら、わざわざ人を集める必要はありません。読み上げる意味もなく、時間の無駄でしかありません。
情報を伝えるだけなら、メールで十分です。やる気のある社員なら、必要な情報は必ず読みます。やる気のない社員は、たとえ部長が読み上げたところで聞いていません。
メールすればいいだけの資料を読み上げる。資料をすべて朗読する。残念ながらこうした会議をしている会社は、世の中にたくさん多くあります。