立ち席、有料トイレ…低価格化や新発想の実践なくば生き残れない世界の航空業界

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アメリカやアジアの空にも労働争議や格安競争の波

労働争議が起こりそうなのはBAだけではない。アメリカの航空業界でも、経営環境が好転していることから、経営が困難な頃に抑えられた賃金や待遇の改善を求める声が高まっている。
 
 たとえばアメリカン航空は、米連邦政府に賃上げなどを求める仲介を依頼、またコンチネンタル航空のパイロットも待遇改善を求めている。破産したことのあるユナイテッド航空も現在、6500人のパイロットが待遇改善に向けて働きかけている。

アジアの空でも、マレーシアのエア・アジア、シンガポールのタイガー・エアウェイズ、中国の春秋航空、インドのスパイスジェット、アラブ首長国連邦のエア・アラビアなど、次々に格安航空会社が登場している。フラッグキャリアが迷走の末に破綻、新興航空会社もお粗末な運営体制で評判を落とす日本の航空業界。日本の空が海外格安航空会社に席巻される日は遠くないかもしれない。
(Ayako Jacobsson =東洋経済オンライン)

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