生涯給料!「近畿地方577社」最新ランキング

1位は推計7億3683万円、平均は2億2494万円

近畿に本社を置く企業の「生涯給料」をランキング形式でまとめました(写真:Sean Pavone/iStock)

2022年卒業予定の学生の就職活動が、3月から本格的にスタートする。東洋経済オンラインは、独自に算出した全上場企業の「生涯給料」をまとめている。生涯給料とは、新卒で入社して定年まで働いたときに取得できる総額のことだ。これまで「東京都トップ500社」・「東京都ワースト500社」などのランキングを紹介してきたが、今回は「近畿」に本社を置く会社のランキングをお届けする。

集計の対象としたのは、『会社四季報』に掲載しているうち、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、三重県の各府県に本社を置く企業577社。単体の従業員数が10人に満たない場合や、平均賃金の発表がない企業は除いた。

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各社直近の有価証券報告書の公開データと、厚生労働省が調査・公表している「令和元年賃金構造基本統計調査」の5歳刻み賃金額(所定内給与+賞与)から業種分類ごとに賃金カーブを算出し、それを各企業の平均年収と年齢に当てはめて試算した。あくまで理論的に割り出した推計値ながら、一定の目安となるはずだ。

グループ企業については、連結ベースの年収を算出するのがベストだが、基データとして使用している有価証券報告書のデータが提出会社のものであるため、単体の年収数字となっている。

なお、本社の中枢機能を担う社員しかいないケースの多い、年収が製造現場などの実態より上振れる傾向にある純粋持ち株会社も一部除いた。従業員数、年収、年齢で欠落データがある企業も一部除外している。

また、ランキング表内で社名末尾に「*」のある会社は主要子会社のデータを採用している。

1位は今回もキーエンス

1位は大阪に本社を置くキーエンスの推計7億3683万円(前年は8億6057万円)。全国的にも知られる高給企業で、FAセンサーが主力のメーカーだ。平均年収も1839万円(平均年齢35.6歳)と全国トップクラスである。2位は日本商業開発の推計6億8703万円。3位は伊藤忠商事の推計5億7907万円だった。

上位には医薬系や不動産、商社業界の企業が目立つ。近畿圏の中心部である大阪府に本社を置く企業が多く、トップ10までを大阪府に本社を置く企業がランクイン。11位に京都府の任天堂(推計3億4911万円)が入った。

また、伊藤忠商事のように登記上の本社を大阪に置きつつも東京をメインに事業活動を行っている会社も少なくない。

577社の生涯給料を単純平均すると推計2億2494万円。東京の2億2588万円よりも若干落ちる結果となった。また、生涯給料が3億円を超す企業は38社と近畿圏の対象企業の6.5%となった。

ランキング下位企業の中には、平均年齢が極端に高くなっているケースなど、会社によっては専門職や定年後の再雇用社員などを集計対象に含み、平均年収や平均年齢との関係から、推計値といわゆる正社員の実態との乖離がある場合もありうる点には注意いただきたい。

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