世にも珍しい「世界最小のカメレオン」衝撃の姿 指よりも小さな「ナノヒメカメレオン」とは
マダガスカル島で、世界最小のカメレオンが見つかった。頭胴長わずか13.5ミリ。既知の爬虫類の中で最も小さい......。
アフリカ南東部沖のマダガスカル島で、世界最小のカメレオンが見つかった。このオスは、頭胴長わずか13.5ミリ、尾を含めた体長21.6ミリで、約1万1500種もの既知の爬虫類の中で最も小さい。
これまで世界最小とされていた「ミクロヒメカメレオン」よりも小さいことから、「ナノヒメカメレオン」と名付けられた。
オスよりもメスのほうが大きい
独ミュンヘン動物学収集博物館、ブラウンシュヴァイク工科大学らの研究チームは、マダガスカル島北部での調査でナノヒメカメレオンを発見し、2021年1月28日、オープンアクセスジャーナル「サイエンティフィック・リポーツ」で研究論文を発表した。
この研究チームは、2012年2月にも、「頭胴長16ミリ、体長29ミリの世界最小のカメレオン『ミクロヒメカメレオン』をマダガスカル島で発見した」との研究論文を発表している。
ナノヒメカメレオンは、オスよりもメスのほうが大きく、メスの頭胴長は19.2ミリ、体長は28.9ミリであった。
トピックボードAD
有料会員限定記事
政治・経済の人気記事