三菱自"復活"の象徴、岡崎工場で新たな挑戦 閉鎖の危機を乗り越え、今やフル生産に

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岡崎工場で製造中の「アウトランダー」

一度は閉鎖の危機に陥った工場が、見事に復活を遂げている。

愛知県にある三菱自動車の岡崎工場。ここは、同社にとって主力拠点の一つだ。生産しているのはSUV(スポーツ用多目的車)のガソリン車「アウトランダー」とその派生車であるプラグインハイブリッド車の「アウトランダーPHEV」、小型SUV「RVR」の3車種。2014年度の生産計画は前年比22%増の21万2000台。岡崎工場の年間生産能力は21万1000台(昼夜二交代制の場合)で、足元もフル稼働状態が続いている。

この岡崎工場は、かつて閉鎖が決まっていた。「あの当時は従業員が半分ほど辞めた。残った社員をまとめるのも大変だったが、何とか乗り越えた」。三菱自動車の安藤剛史・名古屋製作所長はそう振り返る。

あの当時とは2004年のことを指す。三菱自動車では2度目のリコール隠しが発覚。筆頭株主だったダイムラークライスラー(当時)が支援打ち切りを表明し、深刻な経営危機に陥った。経営再建策の一環で、2006年度に岡崎工場での車体生産を終了すると発表。先行きが見えない中、多くの社員が工場を去った。

前期は過去最高益

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販売を牽引する「アウトランダーPHEV」

ところが2006年になると、一転して生産継続が決まる。もう一つの主力拠点である水島工場の能力が逼迫していたため、翌年から主力SUV「アウトランダー」の海外向けモデルが生産移管されることになったのだ。

その後、三菱自動車の再建が進み、前期の当期純利益は1046億円と過去最高を更新。岡崎工場での生産も拡大している。特にアウトランダーPHEVは、今年からドイツやフランスといった欧州各国での本格展開が始まり、前年比66%増の5万台と大幅に生産を増やす。

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