ドル建て日経平均株価を見るのが超重要なワケ

「普通の日経平均」よりずっと大事かもしれない

アメリカのバイデン新大統領が誕生した後も、日経平均株価は上昇するだろうか。ときどきドル建てで株価を考えておくという考え方はとても大事だ(写真:AP/アフロ)

株式投資に興味がある人なら、日本で最も有名なる株価指数である「日経平均株価」を定期的にチェックしているはずだ。もちろん筆者も日々詳細にチェックしている。この指数は、東証1部に上場している銘柄のうち225銘柄をピックアップ、単純平均したものだ。今回はこの重要指標を違う角度から見ていこう。

「ドル建て日経平均株価」の計算方法はシンプル

日経平均に限らないが、どうしてもわれわれは「日本国内の目線」(円建て=円表示)でさまざまな指標を見てしまう。しかし、グローバルな視点で考えると、世界は日本人以外の人が圧倒的に多い。特に金融市場において、基軸通貨はドルである。海外投資家にとっては、すべての金融商品において「円建てよりもドル建て」で比較するほうが自然だ。

すでに海外投資家は東証1部の日々の売買代金の6~7割のシェアを占めているだけでなく、株主比率でも3割を超えている。つまり、こうした企業は所有者という視点から見ると「3割外資系企業」というわけだ。従って、日経平均株価も、、世界の基軸通貨である「ドル建て」で見る必要もあるのだ。

「ドル建て日経平均株価」の計算方法はいたってシンプルだ。例えば日経平均株価が2万8000円、その日のドル円レートが1ドル=100円だとすると、2万8000÷100=280となり、ドル建て日経平均株価は280ドルになる。

ここで重要なことはドル建て日経平均株価の騰落の要因(変数)は、「円建て日経平均株価」と「為替レート」の2つで決定するということだ。例えばもし「円建て日経平均株価」が10%下落しても、為替が円高ドル安方向に20%進めば「ドル建て日経平均株価」は約10%上昇するイメージだ(実際は0.9×1.2=1.08なので8%上昇)。逆もまた然りだ。

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