日経平均は20日以降も2万8000円台を保てるか 19日は391円高、値がさ株の上昇が相場押し上げ

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東京株式市場で日経平均は反発した。指数寄与度の高い銘柄や半導体関連株が堅調に推移し、相場全体を押し上げた。写真は東京証券取引所、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] -

日経平均

終値      28633.46 +391.25

寄り付き    28405.49

安値/高値   28373.34─28720.91

 

TOPIX

終値       1855.84+10.35

寄り付き     1850.45

安値/高値    1848.15─1860.69

 

東証出来高(万株) 100677

東証売買代金(億円) 21930.66

 

東京株式市場で日経平均は反発した。指数寄与度の高い銘柄や半導体関連株が堅調に推移し、相場全体を押し上げた。1日を通じて幅広い業種で買いが先行し、後場には一時470円高となる場面もあった。「需給相場の様相が強まっている」(市場参加者)との見方も出ており、このまま2万8000円台を維持できるかに注目が集まる。

TOPIXは0.56%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆1930億円だった。東証33業種中、ゴム製品、電気・ガス業、空運業など26業種は値上がり。半面、鉱業、精密機器、倉庫・運輸関連業など8業種は値下がりした。

市場では「裁定売り残の買い戻しによって日経平均は上昇の勢いが強まっているようだ。日本の景気の先行きをみて買われているというよりは、まさに需給相場の様相が強い」(岡三オンライン証券・チーフストラテジスト、伊藤嘉洋氏)との見方が出ている。

また、昨日の日経平均の日足は「十字線」となり、相場の転換点とみられていただけに、「きょうの値動きが重要だった。反発して切り返したので、下値不安はいったん後退したようだ」(伊藤氏)との声も聞かれ、このまま2万8000円台を維持できるかが焦点となるという。

個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループがそれぞれ3%高となり、この2銘柄で日経平均を150円ほど押し上げた。その他、東京エレクトロンやアドバンテストなども堅調に推移した。

 

東証1部の騰落数は、値上がり912銘柄に対し、値下がりが1187銘柄、変わらずが89銘柄だった。

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