「地頭の良い人」に憧れる人が知らない勉強技術

科学的な勉強法でパフォーマンスは高められる

たとえば、多くの人が持つ勉強常識には、「勉強はもともとできる人と、できない人がいる」「勉強で結果を出すには、危機感を持ったほうがいい」「教材を読み込む。勉強中はしゃべらない」「ご褒美を設けて、やる気を出す」「勉強時間を増やすために、睡眠を削る」というようなものがあり、これらは、脳に大きな負担をかけてしまうので、挫折する可能性が高まります。

科学的な勉強常識では、「脳神経の迷走神経の働きをうまく導けば、誰でも勉強できる」「勉強する時間を区切って、目線を外したり、席を立ったり水分をとると、パフォーマンスが上がる」「勉強できないときは体の状態に従っているだけだから、勉強にふさわしい脳と体の状態を用意すればいい」「学習は、不十分な理解のまま、学んだことを言語化、文章化する」となります。

今までの経験から導き出した勉強常識を一旦やめて、科学的常識を実行することで、脳は最大限に活かされ、無理なく楽しく勉強を行うことができます。

勉強に最適な脳と体の状態をつくる4つの技術

「脳と体を最適に覚醒させて勉強する」という科学的勉強常識を行うためには、脳の神経のひとつである迷走神経をうまく導くことが重要になります。とくに、腹側迷走神経という脳の神経が重要になります。

迷走神経という耳慣れない言葉を聞くと難しく感じるかもしれませんが、「勉強するときに、両足の裏を床につける」など簡単なことで科学的勉強常識は実行できます。これだけでも、脳のメモ機能が向上し、勉強がはかどるのです。

覚醒レベルは高すぎても、低すぎてもいけません。高い覚醒のときは交感神経系が覚醒し、緊張感が高まり、焦り、不安な状態になります。低い覚醒のときは背側迷走神経系が覚醒し、体が萎縮、頭が回らない、やる気が起こらない、投げやりな気分になり活動量が低下します。

腹側迷走神経系が覚醒すると、脳と体が最適に覚醒した最も適した状態で勉強に向かえます。

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