「すぐあきらめる子」の親がかけがちな言葉4つ 一方的に叱りつけるのはむしろ逆効果だ

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① 「〜しなさい」「〜するべき」

目標達成に向けてサポートしてあげたいときに、NGなのは、親が「〜しなさい、〜するべき」と目標を勝手に決めてしまうことです。誰かが決めた目標だと長続きしません。あくまで自発的に、目標を決められるように促してあげましょう。自発的に目標を決めてもらうポイントとして大事なのは、「誰かのために」と言う感情です。そういった感情を持てると、行動に強く結びつきます。

具体的な言葉がけとしては、「目標を達成して、喜んでくれる人は誰?」と聞いて、誰かが喜んでいる姿を想像させてあげることです。自分以外の誰かが喜んでくれるという思いは、目標をあきらめない原動力になります。

平昌五輪の女子スピードスケートで2つの金メダルをとった髙木菜那選手のメンタルコーチングの際にもこの言葉がけをしました。そこで髙木選手は、「両親を笑顔にしたい」と答えてくれました。「両親を笑顔にするために、姉妹で金メダルをとる」それが五輪の目標となり、その思いを持ち続けたからこそ目標達成できたのです。

もし、子どもが目標を定めてきちんと進んでいる様子を見たら、「楽しそうに取り組んでいるね」「よく取り組んでいるね」などと肯定的な言葉がけをしてあげることも忘れないようにしてください。そのためにも普段からよく見守ってあげましょう。

移り気な子は同じ間違いを繰り返しやすい

② 「何回同じ失敗をするの?」

子どもが失敗したときに、頭ごなしに非難するのは避けましょう。「何回、同じ失敗するの!」「いい加減にしろ!」と感情的に言っても気持ちが沈んでしまうだけなのでNGです。信頼関係も薄れてしまうので気をつけましょう。

移り気な性格の子は失敗に対しても、切り替えが早く、長く引きづらない傾向にありますが、悪く言うと同じ過ちを繰り返すことが多いタイプです。ですので叱りつけたくなる気持ちはわかりますが、そこで大事なのが「なぜ、失敗したのか?」を一緒に考えてあげることです。理屈がわかっていれば失敗を繰り返すことも少なくなります。

具体的な言葉がけとしては、「なぜ失敗したのかな?」「何が原因なのかな?」と伝えてあげて、失敗の理由を一緒に考えてあげることです。親と子のそれぞれの意見をぶつけて、論理的に理解してもらえれば、同じ失敗を繰り返すことも減っていくでしょう。

③ 「やる気を出そう」

行動に「意味」や「楽しさ」を見出せないとやる気は長く続きません。「やる気を出していこう」「すぐ次の行動をしよう」という言葉がけは意味がないのでやめましょう。物事の始めはやる気がありますが、時間が経つとすぐに他のことに目移りしてしまう子は、まずは1つひとつのことに集中してもらうことが大事です。

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