隠れ「高学歴芸人」がどんどん増えていく"必然"

「おいでやすこが」のこがけんは慶應ボーイ

1982年にNSCができてから様変わりしました。そのNSC1期生には、ダウンタウンがいます。当時の生徒数は数十人で、ボウリング場の一角で授業が行われていたそうです

ダウンタウンの成功──。それはお笑い界に大きな衝撃を与えたという。

彼らは80年代後半から活躍した『お笑い第3世代』です。同世代にはとんねるずやウッチャンナンチャンがいますが、2組とも日本テレビ系のオーディション番組『お笑いスター誕生!!』を勝ち抜いて芸能界入りしています。対して、ダウンタウンはお笑いの学校を出て芸人になって、スターになった。この違いは大きい」(前出・テレビ局関係者)

前出の成田さんも、

お金を出してお笑いの学校に行けば、芸人になれて、しかも売れるかもしれない。これは芸人になるハードルを圧倒的に下げました。ダウンタウン以降、内弟子からデビューした芸人はかなり少なくなっていると思います

M-1優勝コンビを振り返っても、中川家、ブラックマヨネーズ、トレンディエンジェル、銀シャリ、とろサーモンはすべてNSC出身。

芸人の裾野は広がり、さまざまな才能も開花した。

「又吉直樹さんは小説『火花』で芥川賞、矢部太郎さんは漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。最近で言えば、『ガレッジセール』のゴリさんが、本名の照屋年之名義で監督した映画『洗骨』で第60回日本映画監督協会新人賞に選出されました。人材が豊富なんです」(成田さん、以下同)

お笑いビッグ3のタモリとビートたけしも有名大学出身だ(写真:週刊女性PRIME)

『悪い子は吉本に入れるぞ!』関西では、言うことを聞かない子どもに対して、親はこんな脅し文句を言っていたが、それはもう昔の話。

有名大学を出たら、大企業の会社員ではなく、芸人を選ぶ。それがあまり珍しいことではなくなってきて、優秀な頭脳がお笑いに入り込んできている。そもそも、お笑いビッグ3のうち、タモリさんとたけしさんだって有名大学に行っていましたから

銀シャリも笑い飯も偏差値が高い

頭がよくないと、お笑いはできない。

単純に“頭がいい=回転が速い”ので、当意即妙な返しができます。また、頭がいい人は根がまじめなので、アホなことにも一生懸命取り組みます。ですので、インテリな人ほど、お笑い芸人に向いていると言えるでしょう

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