独断で選ぶ「乗り心地がいい」夜行列車ベスト10

戦後の列車を軸に評価、あの寝台列車の順位は

豪華寝台列車の嚆矢となった「北斗星」の車両。はたしてその評価は?(編集部撮影)

9月2日付記事(独断で選ぶ「座り心地がいい」新幹線ベスト10)、10月13日付記事(独断で選ぶ「座り心地がいい」私鉄特急ベスト10)の両記事は読者のみなさまから望外の大きな反響をいただいた。鉄道会社の車両開発担当者からも丁寧なコメントを寄せていただいた。

そこで、今回は寝台列車など、「横になれる夜行列車」の乗り心地とはどのようなものかというランキングを独断で作成してみた。戦後の列車を中心に居住性を解説する。なお、新幹線、私鉄特急の座り心地ランキングでは「料金以上の価値を感じる設備か」を評価基準としたが「横になれる夜行列車」は現時点では、「サンライズ瀬戸・出雲」「WEST EXPRESS 銀河」の2列車のみで、この基準は成立しない。

そうした理由で「インテリア」「昼間の居住性」「寝心地」の良し悪しを基準に、歴代夜行列車を比較したい。

なお、筆者はクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に乗車していないので、クルーズトレインは除外する(「ななつ星 in 九州」は乗客の協力で全設備を体験したが、これを含めるなら、ななつ星の「DXスイート」が全項目で1位となる)。

インテリアが素晴らしいのは

この項目では室内装飾や開放感、設備から感じた高級感などを評価する。

1位:「WEST EXPRESS (ウエストエクスプレス)銀河」2人用グリーン個室
2位:「トワイライトエクスプレス」スイート(展望タイプ)
3位:「カシオペアスイート」(展望タイプ)
4位:「夢空間」エクセレントスイート
5位:「夢空間」スーペリアツイン
6位:「トワイライトエクスプレス」スイート(方窓タイプ)
7位:「トワイライトエクスプレス」ロイヤル
8位:「カシオペアスイート」(メゾネットタイプ)
9位:マイネ40形2人用個室
10位:「サンライズ」シングルデラックス

1位は最新のウエストエクスプレス銀河2人用グリーン個室である。通路を斜めにすることで個室を台形にする斬新な設計で、インテリアもお洒落である。

台形の広い部分に側扉があることで、個室の広さが面積以上に感じられること。また、寝台から昼間状態への転換が容易なうえに、昼間時が窓向き座席になることで、大きな側窓からの景色を独占できることは、鉄道車両の既成概念を超えた優れたデザインと感じた。

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