独断で選ぶ「座り心地がいい」私鉄特急ベスト10

鉄道各社の看板特急、乗って比較してみた

富士急行の「富士山ビュー特急」(編集部撮影)

JRだけでなく、私鉄にもさまざまな特急列車がある。私鉄特急の座席の座り心地はどのようなものだろうか。そこで、「私鉄特急 座席ベスト10」を独断で選んでみた。

評価基準は「すべての私鉄有料特急を念頭に置いたうえで、価格以上の価値を持つ座席か」である。座り心地を主、コンセントなどの実用性を従とした。あくまで価格以上の価値を感じるかであって、特急料金が割安なら評価も高くなりやすい。上級クラスより順位が上の通常クラスは、上級クラスより快適という意味でもない。

なお、公共交通機関の座席は座る人の身長や体型などで印象が異なるため、座る人の数だけ評価はあるだろう。ここでは身長173cm男性の筆者から見た「よい座席」を挙げていきたい。よい座席を考えるきっかけになれば幸いだ。

水戸岡デザインの「あの列車」

■10位:富士急行8500系「富士山ビュー特急」/自由席

2016年登場。工業デザイナー・水戸岡鋭治氏によりJR371系が改装された。特別車と自由席の2クラスで、特急料金は大月―河口湖駅間で400円(特別車+900円)。

自由席は座席間隔1000mm、付帯設備は背面テーブルとフットレストだ。枕を備えた座席で肘掛けは木製、感触がいい。

特別車は1+2列の向かい合わせ座席。インテリアは素晴らしい。座席自体は垂直の背もたれで、座り心地がいいわけではないが、横幅が広く座席間隔もゆったり。販売カウンターを備え、ドリンクサービスも行われる。

特別車の真価は土日祝に1日2往復設定の「スイーツプラン」。極上のスイーツとドリンクが提供され、4000円(子ども3000円)だが、運賃、特急料金、特別車両料金の合計2470円を含んだ価格でお値打ち(現在はコロナで休止)。

■9位:西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」

1993年登場で、西武新宿線「小江戸」で活躍する。特急料金は西武新宿―本川越駅間で500円と安価。座席間隔は1070mmと広く、側窓が大きい。コンセントや肘掛けテーブルはないが、背面テーブル、網袋、ドリンクホルダー、フットレストバーを備える。走行音が大きいので、電動車ではない1・4・7号車がオススメ。

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