大人女子が「100均のコスメ」を買いまくる必然 安かろう、悪かろうのイメージから脱却図る

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「U R GLAM」のもう1つの人気商品に「スリムスケッチアイブロウペンシル」がある。この製品も目立つ宣伝があったわけではないが、SNSや口コミサイト内での好評が拡散され、メディア掲載が相次ぐ商品に成長した。

オーロラアイシャドウ(写真:ダイソー提供)

またアイシャドウは製品レビューが多いアイテムだが、その理由として土居氏は「偏光パールやラメ入り製品が人気となっているが、動画メディアが増えたことも一因なのではないか」と考察する。

さらにダイソーでは来店するたび新しい商品に出会ってもらうため、高頻度で新商品をリリースしているという。

こういった取り組みも、リピーターを獲得するだけでなく、口コミも増やし続けられる理由だろう。

理由3:低価格で高品質をかなえる流通と大量仕入れ

また、3400店以上の店舗に卸す大量仕入れ、運搬までを含めた商品販売に関わるすべての関係者との綿密なやりとりもコスパの良さの要因だという。

30代以上向けの高級路線シリーズも

今年6月には、新コスメシリーズ「U R GLAM LUXE (ユーアーグラム リュクス)」をローンチした。これは300円ショップの「THREEPPY(スリーピー)」「Plus Heart(プラスハート)」「CouCou(クゥクゥ)」などで展開する、30代以上向けの高級路線のシリーズで、商品によっては700円で販売するものもある。

ただ、実際には30代以下の消費者も多いようだ。「ダイソーの中に『TREEPPY』があることから、『U R GLAM』のユーザーが『U R GLAM LUXE』も手に取ってくれるようになり、想定していなかった若い世代のファンも増えている」。

SNSでは100円の「U R GLAM」の質に満足した消費者が、新シリーズにも期待を寄せて、SNSで拡散する動きも徐々にみられているようだ。

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